TherapiAI、日本初のパートナー提携を発表!Chiral社との強力なタッグにより、バイオ医薬品向けAIデジタルツイン・プラットフォームを構築

AI創薬のリーディングカンパニーであるTherapiAIは、本日(22日)、日本市場への正式参入を発表いたしました。併せて、日本のAI科学計算スタートアップであるChiral(キラル)社と戦略的提携を締結し、アジア太平洋市場進出における重要なマイルストーンを樹立しました。本提携により、両社はそれぞれの核心技術の強みを統合し、「創薬設計から製造の最適化」までを網羅する「AIデジタルツイン(Digital Twin)プラットフォーム」を共同で構築いたします。これにより、バイオ医薬品の研究開発から製造に至るサイバーフィジカル(実世界とデジタルの融合)な意思決定フレームワークを再構築し、デジタルツインが駆動するスマート製造の新時代を切り拓いてまいります。

現在、バイオ医薬品業界は極めて重要な課題に直面しています。タンパク質設計や製法開発(プロセス開発)が専門家の経験に強く依存している一方で、製造データはMES(製造実行システム)、LIMS(ラボ情報管理システム)、QMS(品質管理システム)などの各システムに分散しており、データの統合や連携が困難な状況にあります。さらに、従来のAIモデルではGMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)が求めるトレーサビリティ(追跡可能性)を担保することが難しく、結果として意思決定プロセスが長期にわたり分断されているという課題を抱えています。

さらに根本的な問題として、医薬品業界には「分子設計・製法開発・生産意思決定」を同期させてマッピングできる「デジタルツイン・システム(Digital Twin System)」がいまだ欠如していることが挙げられます。その結果、研究開発(R&D)と製造現場の間で、効果的な「クローズドループ(閉環)」による最適化を実現できていないのが現状です。

分子設計から製造までを網羅する、エンドツーエンド(End-to-End)のデジタルツインを構築

福岡に本社を置くChiral(キラル)社は、AI科学計算に特化したスタートアップです。同社のプラットフォームは、研究者が専門的なプログラミングスキルを必要とせずに、タンパク質の構造予測や分子シミュレーションなどの複雑な演算を実行することを可能にし、計算科学研究のハードルを大幅に下げました。現在、同社はIMSBIO、JBIC、myPrestoをはじめとする日本の主要な産業パートナーと協力関係を築いています。

本提携を通じて、TherapiAIとChiral社はAPIによる高度なシステム連携を行い、Chiral社の分子演算機能をTherapiAIのプラットフォームに組み込みます。これにより、分子レベルから製法・生産の意思決定までを網羅する「エンドツーエンド(End-to-End)デジタルツイン・モデル」を構築いたします。

3つの主要ユースケース:包括的な「デジタルツイン・ライフサイクル」の構築

今回の統合プラットフォームは、バイオ医薬品製造における3つの重要なプロセスを網羅します:

早期研究開発(Early-stage R&D)

タンパク質の3D構造予測と製造可能性評価(Developability Assessment)を通じて、抗体医薬やタンパク質製剤の設計を加速させ、研究開発初期における不確実性を低減します。

製法開発(Process Development)

AI予測モデルにより、収率(Yield)、純度、活性を精密に予測し、試行錯誤(Trial-and-Error)の回数を大幅に削減します。

コンプライアンスと品質管理(Compliance & Quality)

GMP関連文書の作成およびプロセスの自動化により、意思決定チェーン全体の完全なトレーサビリティ(追跡可能性)を確保し、規制当局の要求事項への準拠を実現します。

この統合により、AIは単なる補助ツールを超え、医薬品のライフサイクル全体を駆動する「デジタルツイン・システム」へと進化します。バーチャルモデルと実際の製造プロセスを継続的に同期させることで、絶え間ない最適化を可能にする「クローズドループ(Closed-loop optimization)」を実現いたします。

エグゼクティブ・ビュー:デジタルツイン・インフラストラクチャ(Digital Twin Infrastructure)への歩み

TherapiAI 創設者 兼 最高経営責任者(CEO)韓 駿逸(マイケル・ハン)は、次のように述べています:

「バイオ医薬品における競争力は、AIが創薬開発のあらゆるプロセスにいかに真に融合できるかによって決まります。我々の目標は、単にAIを局所的に導入することではなく、バイオ医薬品のための『デジタルツイン・インフラストラクチャ(Digital Twin Infrastructure)』を構築することです。企業がバーチャル環境で製造プロセスを予測・最適化し、それを実際の生産現場へとフィードバックできる環境を実現してまいります。」

日本市場への展開:提携を起点とし、アジア太平洋地域への拡大を加速

本提携は、TherapiAIにとって日本市場における重要な戦略的布石でもあります。両社は共同で、日本の製薬・バイオ企業へのAIデジタルツイン・プラットフォームの導入を推進するとともに、技術セミナーや産業交流イベントを通じて、日本国内における最適な活用事例(ユースケース)の構築に注力してまいります。

さらに、今後はシンガポールをはじめとするアジアの主要なバイオ拠点への展開も計画しており、日本をアジア太平洋市場における戦略的ハブ拠点として、さらなる成長を目指してまいります。

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