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TherapiAI、シードラウンドの資金調達を完了し、AI製薬事業のグローバル展開を始動。
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AIエージェント技術により製薬効率を強化し、コスト削減と研究開発期間の短縮を実現します。
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台湾を拠点に日本市場へ展開し、グローバルな製薬DXプラットフォームを目指します。
AI製薬スタートアップのTherapiAI(旧:網資科技)は本日、心元資本(Cherubic Ventures)がリードするシードラウンドの資金調達を完了したと発表しました。同時に、社名を『TherapiAI Innovations』に変更し、『医薬・バイオ向けインテリジェントエージェント』分野へ正式に参入します。
新名称は『Therapy(医療)』と『AI』を組み合わせたもので、AIエージェント技術を駆使して製薬プロセスの効率化、コスト削減、開発期間の短縮を実現し、製薬企業の意思決定精度を向上させるというコミットメントを象徴しています。
2018年に設立されたTherapiAIは、アルゴリズムのスペシャリストと、再生医療や医薬品製造プロセスに精通した専門医療チームを結集しています。AI技術と産業現場のニーズを融合させることで、『専門家とAIの共創』による新たな製薬モデルを構築し、製薬における意思決定のスピードと精度の向上に取り組んでいます。
長年、製薬分野におけるAIの本格的な実用化は困難でした。主な要因は、現場での適用条件が著しく制限されていることです。膨大な実験データが報告書、各種機器、LIMS(実験室情報管理システム)に散在し、形式が不統一で構造化されていないため、製造プロセスの最適化が阻害されています。
特にバイオ医薬品や細胞治療のプロセスでは、変動性が高くパラメータも複雑なため、従来の統計的手法では対応しきれず、わずかな偏差が高額な実験失敗コストにつながる恐れがあります。
さらに、多くの汎用AIプラットフォームは製薬業界や実際の現場に対する深い理解が不足しており、細胞誘導、標的細胞のスクリーニング、タンパク質培養プロセスの最適化、GMP適合文書の作成といった高度に専門的な課題に対して、有効な解決策を提供できていません。
加えて、製薬企業は法規制やセキュリティ要件の下、すべてのモデルとデータアクセスにおいて追跡・監査・管理が可能であることを保証する必要があるため、外部ツールの導入も困難となっています。
TherapiAIプラットフォームは、大規模言語モデル(LLM)と独自開発のデプロイ可能なAIエージェントを融合させ、製薬の製造ライン向けに特化して設計されています。担当者が自然言語で指示を出すだけで、システムがシステム横断的にデータを自動抽出し、有望な細胞株を特定した上で、SOP(標準作業手順書)に基づいてサンプルを自動的に選別します。
これにより、AIは単なるデータ分析にとどまらず、製造ラインの現場に入り込んで実行プロセスに直接関与し、製薬工場の運営モデルを根本から再構築します。
現在、TherapiAIは台湾のCDMO工場と提携し、AIエージェントを用いた細胞選抜モデルを構築することで、顧客の原材料コストを90%削減し、人的リソースの投入とプロセスの試行錯誤を大幅に低減することに成功しています。
また、台湾を拠点に日本市場への展開も進めており、現地の規制適合工場や学術研究機関と連携してスマート製薬の現場構築を推進し、多様な製薬シーンにおけるAIエージェントの実装ポテンシャルをさらに検証しています。
製薬分野での応用に加え、TherapiAIは精密再生医療分野にも参入しています。佳闐生技(Chia Tieng Biotech)や尖端医(General Biologicals Corporation / 4186)と協力して間葉系幹細胞およびエクソソーム製品の開発に取り組み、デジタルヘルスやスマート治療の現場におけるAIエージェントの領域横断的な応用ポテンシャルを実証しています。
今後、TherapiAIは台湾と日本の協力を基盤に、製薬CDMOにおけるAIエージェントの応用を推進し、日本の製薬企業との技術実装を深化させていきます。現在、TherapiAIはすでに日本法人を設立し、東京のライフサイエンス拠点であるLINK-Jに入居しています。
同時に、日本のCPC(細胞加工施設)や学術研究機関(神戸大学、千葉大学など)との研究協力を開始する準備も進めており、これを通じて欧州市場進出への基盤を築くとともに、世界の製薬デジタル変革(DX)を担う主要プラットフォームとなることを目指しています。